春とヘミングウェイと少女

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春とヘミングウェイと少女

今日は久々に、日中において外出した。外はすっかり春の日射しと陽気が訪れている。どこからか、ジンチョウゲの強い香りがした。

そういえば故人が数年前に亡くなったとき、僕は空の蒼の蒼さについて恨めしく感じたのだった。春は新たな生命が芽吹きそして色吹き、そこにおいては多幸感が満ち満ちている。しかし人間の都合などおかまいなしに訪れるこの美しさは、時として、人間を絶望にたらしめるのには十分だ。春が訪れるたび、僕は孤独感に包まれる。

このような心持を、かのアーネスト・ヘミングウェイは『日はまた昇る』と表現した。人間界で何が起ころうとも、日はまた昇る。いや昇ってしまうのだ、と。

食料品を調達するために訪れたショッピングモールは、家族連れでにぎわっていた。元気に飛び回る少女を見ては在りし日の故人の姿を思い出し、気分が沈み込んだ。

日記
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