人気YouTuberラファエル氏が紹介する「利回り80%」の投資案件が実に怪しい…

社会
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人気YouTuberラファエル氏が紹介する「利回り80%」の投資案件が実に怪しい…

 

チャンネル登録者200万人超の人気ユーチューバー・ラファエル氏が動画で宣伝した投資案件が、非常に怪しいとして話題となっています。なんでも「水耕栽培で育てた高麗人参への投資」というものですが、話を聞けば聞くほど実に怪しさしか感じれられない。

YouTube

 

まず「利回り80%」なる時点で、「ハイ、撤収~」と口にしたくなること必至。

現状、利率10%ですらかなり怪しいのに、こんな美味しすぎる高利率案件が存在するわけがありません。実際、10%を超える社債は「ハイイールド債」といって存在します。が、高い利回りの代わりにジャンク(ゴミ)扱いされています。

 

たとえば過去の投資詐欺事件に目をやると、10年前くらいに話題となったL&Gの円天は38%、マスコミの眼前で社長が殺され話題となった豊田商事は10%、大和都市管財事件は10%の利回りをそれぞれ謳っていました。なお現在、日本国債10年債利回りは0.1%ほどしかありません。

・過去の詐欺投資案件の利回り一覧

円天…38%

豊田商事…10%

大和都市管財…10%

参考:日本国債(10年)…0.1%

 

「80%」なる利回りですと、仮に100万円を預けたら、8年くらいで1億円を超えてしまいます。それほどまでに儲かるというのなら、わざわざYouTube経由で一般市民からお金を集めるより、銀行なりベンチャーキャピタルからお金を集めた方が得策なのはいうまでもないわけで。

 

また「独自特許で高収益」というのも、実にうさんくさい。

「天候に左右されない栽培」として、マスコミでは未来ある技術のように語られることも多い水耕栽培ですが、実際は採算が合う事業にするのが実に難しい。事実、ラファエル氏が紹介するような「人工光利用型」の水耕栽培の場合、黒字となっている事業者は全体の20%ほどしかありません(一般社団法人 日本施設園芸協会のデータより)。

また運営事業主は、加えて法人格を取得していないようで、投資者との連絡はLINEで行うそうです。うーん…。

 

先ほどの円天にしても豊田商事にしても、主な被害者は高齢者層でした。YouTubeが一般化し高齢者の利用も増えてきた昨今、被害者が出ないことを祈りたいものです…。

 

 

参考文献

一般社団法人日本施設園芸協会「平成 27 年度次世代施設園芸導入加速化支援事業(全国推進事業)事業報告書 別冊2 大規模施設園芸・植物工場 実態調査・事例集」2016年3月

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