空き家数・空家率の年次推移と未来予測。2033年には、3軒に1軒が空き家

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【データ】空き家数および、空き家率の推移と増加する空き家について

 

・総住宅数、空き家数および空き家率の推移

最近全国各地で増加している「空き家」。

空き家の増加は、景観の悪化や街のスラム化、放火の増加、犯罪グループのたまり場になることでの犯罪の温床➾犯罪の増加など、さまざまなマイナス点があげられます。

・空き家増加のデメリット、マイナス点

  • 景観の悪化
  • 街のスラム化
  • 放火の増加
  • 犯罪グループのたまり場になることでの犯罪の温床

総務省統計局が5年ごとに調査する、「住宅・土地統計調査」における、平成25年(2013年)での総住宅数、空家数、空き家率は次の通り。

  • 総住宅数:6063万戸(5年前の調査時に比で305万戸;5.3%の増加)
  • 空き家数:820万戸 (同63万戸;8.3%の増加 )
  • 空き家率:13.5%

2008年から人口減少が進む状況にありながら、総住宅数・空家数ともに過去最高を記録。特に空き家率の増加が著しく、13.5%を記録しました。

・総住宅数、空き家数および空き家率の推移

出典:総務省統計局「平成25年住宅・土地統計調査」

・空き家率の高い都道府県

一方、別荘など二次住宅を除いた各都道府県での空き家率は次の通り。

山梨のほか、愛媛・高知・徳島・香川の四国において空き家率が高いものとなっています。

ランク 都道府県 空き家率
1 山梨県 17.2%
2 愛媛県 16.9%
3 高知県 16.8%
4 徳島県 16.6%
5 香川県 16.6%
6 鹿児島県 16.5%
7 和歌山県 16.5%
8 山口県 15.6%
9 岡山県 15.4%
10 広島県 15.3%

・空き家率の低い都道道府県

ランク 都道府県 空き家率
1 宮城県 9.1%
2 沖縄県 9.8%
3 山形県 10.1%
4 埼玉県 10.6%
5 神奈川県 10.6%
6 東京都 10.9%
7 福島県 11.0%
8 滋賀県 11.6%
9 千葉県 11.9%
10 愛知県 12.0%

・2033年には空き家率が30%まで増える

また野村総研(NRI)の予測では、2033年には空き家数は約2,170万戸、空き家率は30.4%まで上昇する見込みとなっています。

参考文献:

総務省統計局「平成25年住宅・土地統計調査」2013年

野村総合研究所「2030年の既存住宅流通量は34万戸に増加~空き家は2033年に2,000万戸超へと倍増~」2016年06月07日